古関 裕而 の 白鳥の歌  栄冠は君に輝く



ご隠居さん もう怒りは治まったの。


***


とんでもない。私としては,全く治まっていません。治まるわけがないでしょう。

だけど,昨日のブログに書いたように,現政権は,総選挙の結果,大半の国民に支持されているんだという連れ合いの意見の通り,これ以上暴れても,今のところ,どうにもならないと考えて,今日は野球少年に戻ることにしたんだ。



とは言うものの,今日の朝刊 (3月21日) の第一面の最上段に,巨大の文字 (物差しで測ってみると高さが 3センチ (ポイントで何とあらわすのか知りません)


自衛隊 海外活動拡大へ



が並んでいて,


憲法解釈の変更 法制化




となると,恐ろしくて震えがくるよね。太平洋戦争の犠牲になった200万人もの人たちが,あの世で泣いていますよ。

それに,海外に派遣された自衛隊員が,怪我,あるいは最悪の場合,命を落とすという事態になると,どう申し開きするんだろう。



君はどう。

そのうち,徴兵 だのなんだのということになるかも知れないんだよ。

これは,私の作り話じゃなくて,去年の5月


加藤紘一・元・衆議院議員


が言っておられたことです。


いくら総選挙に大勝した政党といっても,やっていいことと,そうではないことがあるんじゃありませんかね。

実際には,心配になる日本国民もいると思うんだけど。誰に聞いても,戦争は絶対反対だという答えが,必ず返ってくるからね。





***



春の選抜高校野球が始まったね。甲子園,高校野球といえば,


栄冠は君に輝く


雲はわき 光あふれて
天たかく
純白のたま きょうぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼にこたえ
いさぎよし ほほえむ希望
ああ
栄冠は 君に輝く


風をうち 大地をけりて
悔ゆるなき
白熱の 力ぞ技ぞ
若人よ いざ
一球に 一打にかけて
青春の 賛歌をつづれ
ああ
栄冠は 君に輝く


空をきる たまのいのちに
かようもの
美しく におえる健康
若人よ いざ
みどり濃き しゅろの葉かざす
感激を まぶたにえがけ
ああ
栄冠は 君に輝く





この曲を作曲したのは古関 裕而です。作詞は加賀大介,最初に唄ったのは伊藤久男(1948年)だそうです。

古関 裕而 (こせき ゆうじ)(1909年(明治42年)8月11日-1989年(平成元年)8月18日)は,本名・古關 勇治。1969年(昭和44年)に紫綬褒章,1979年(昭和54年)に勲三等瑞宝章を受賞しておられます。

応援歌,軍歌,歌謡曲など,作曲した曲は 5000曲に及ぶそうだよ。


その中で,自分の心に今,最も残っている曲はと問われた古関 裕而 は,


 「長崎の鐘」  (1949年,作詞:サトウハチロー,歌:藤山一郎)

 「オリンピック・マーチ」  (1964年,演奏陸上自衛隊中央音楽隊)


の二曲は,自分の 「白鳥の歌」 であると仰ったそうです。

この点は,3月20日のNHKラジオ深夜便で聴いたことです。なお,番組を担当された女性・アナウンサーの方は,白鳥(はくちょう)の歌と付け加えられたように聴こえました。この部分の発音は不明瞭。だけど,これは,ちょっと変なんだよ。

古関 裕而の作品のリストを調べてみると,確かに,

白鳥の歌(作詞 若山牧水,歌 藤山一郎,1947)

が入っているよ。だけど,もし,牧水の歌詞に,古関 裕而 が曲を付けたんだとすると,これは,白鳥 (しらとり) の歌ということになるよ。アナウンサーさんの読み違い(思い違い)だね。



白鳥 (しらとり) は かなしからずや
空の青
うみのあをにも
染まずただよふ

若山牧水 (1885-1928)



*



『白鳥の歌』 (はくちょうのうた,Schwanengesang ) は,フランツ・シューベルトによる遺作の歌曲集です。白鳥は,この世を去る時,最も美しい声で鳴くという言い伝えが,この歌曲集の名前の謂われです。

『美しき水車小屋の娘』,『冬の旅』 とは異なり,『白鳥の歌』 はシューベルトの死後に出版されたものです。そのうちで,「ハイネの詩による歌曲」(6曲)がいいね。なかでも,私には,街(Die Stadt)が特に心に響くね。ジェラルド・ムーアのピアノの上を流れるディートリッヒ・フィッシャー・ディ-スカウ のバリトンが忘れがたいよ。






おわり

by yojiarata | 2015-03-21 23:18 | Comments(0)
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