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がん [巻の三]  一度生をうけ 滅せぬ者の あるべきか



ご隠居さん 変わった題だね。織田信長のことでも書くつもり。


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そうじゃないんだ。がん細胞の特徴を,簡潔に表現すると,こうなるんだ。私が勝手に言っているだけだけどね。


生者必滅の理と言うでしょう。生物の誕生は,生物の死を意味するよ。しかし,がん細胞はこの生物永遠の法則に従わない,自然界唯一の存在なんだ。

がん細胞はありとあらゆる記憶を失っているよ。年をとればやがて死を迎えるという自明の事実さえ忘れてしまって生き続けているんだ。

しかし,皮肉なことに,不老不死のがん細胞も,征服したはずのご主人様の死とともに,自らも消えていく運命を辿ります。人間にとってがこんな迷惑な存在はないんだけれど,ひとの死とともに,自らも消えていく悪い奴の一生は,いかにも物悲しいよ。君はそう思わないかい。




by yojiarata | 2013-12-08 23:30
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