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徒然なるまゝに  「悪魔の選択」の巻



「徒然なるまゝに」なんて,上品ぶって,何を書くんだか知らないけど,だんさん,あたま大丈夫。

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あたまは大丈夫。と言っている人に限って,大丈夫じゃない人もいるけど。政治家なんかには,多いよ。まー,ごちゃごちゃ言わないで話を聴いてちょうだい。

今日,話題に取り上げたいのは,

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478ページのボテッと分厚い本(Hutchinson of London,1979)です。この題の意味するところは,本の裏表紙の冒頭部分にかかれているよ。(2行目のあたまは,read )

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悪魔の選択というのは,「行くも地獄,帰るも地獄」という感じだね。

The Devils Alternative (悪魔の選択),別の言葉に,Catch-22 があるよ。オックスフォード英語辞典には,次のように説明されています。

catch-22 noun a difficult situation from which there is no escape because it involves mutually conflicting or dependent conditions.
–origin title of a novel by Joseph Heller (1961).


翻訳も出版されて大ベストセラーになったよ。題は「悪魔の選択」。

東西冷戦を舞台に繰り広げられたスパイ戦を描いた,それはそれは怖い小説ですよ。

この本を持ち出した訳は,シリアの危機です。CNNでは,"Crisis in Syria" を連日,長時間にわたって流しているよ。毎日見ているんだけど,全然進展がないね。

アメリカのオバマ大統領も,大国の威信をかけて,シリア攻撃に踏み切りたい。が,それを,イラクで大失敗した10年前を思い起こし,アメリカの世論は厭戦気分に満ち溢れている。議会に持ち込んではみたものの,支持は簡単には得られそうもない。国連に持ち込んでも,拒否権をもつロシア,中国の反対があって,承認の見込みは全くない。

何しろ,ロシアは,シリアに武器を供与しているんだからね。実際に,何を供与しているか分かったもんじゃないよ。中国もべったりロシア支持だし。

アメリカはアメリカで,旧ソ連のアフガニスタン侵攻(1979年12月)とそれに1989年まで続く内戦の間,アフガニスタンに武器を供与して支援したんだ。今にして思うと,その結果,アフガニスタン → アルカイダにつながって,9.11テロが起きたんだ。皮肉なもんだね。

今年の4月,このブログで

「死の商人」

のことを書いたけど,戦争と「死の商人」は背中合わせなんだよ。君も知っていると思うけど,日本の三菱重工業などの大会社は,武器を製造して,世界中に輸出して莫大な利潤を得てるんだ。太平洋戦争の頃と何も変わっていません。

安倍大臣が,開発途上国特にアフリカを訪問して,商売に熱心だけど,大企業の幹部がゾロゾロついて回ってるでしょ。商売の中には,間違いなく,武器が入っているよ。日本が武器を大量に輸出しているのは周知の事実だからね。

それに,中東の場合は,宗教の対立があるからね。ますます事態は複雑ですよ。

石油の問題もあるよ。イランは世界第一の産油国だからね。そのイランは,シリアのアサド政権を支持しているからね。

シリアの周りには,地中海にアメリカの軍艦が展開し,ロシアもどこかで,一旦事あればと攻撃に備えているよ。

戦争というのは,単純じゃないことがわかるでしょ。死の商人が暗躍しているし。つねに,悪魔の選択を迫られるんだよ。


【付録】

ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議して,多くの国が,モスクワ五輪(1980)をボイコットしたんだけど,覚えているかい。日本もボイコット組に入ったんだけど,その時の選手の一人の発言が話題をよんだんだ。

正確な記憶はないんだけれど,こんなことだったよ。

づづづづ ・・・・・ (涙声)これまで,モスクワ目指して日々鍛錬をしてきたんだけど ・・・・・ づづづづ 

わぁと号泣。(この部分は,私の想像の産物です。実際に見たわけじゃないので。)
 

世間の人々は,同情を通り越して,可笑しさをこらえるのがやっとだという感じだよ。


今日は,これでおしまい

by yojiarata | 2013-09-07 16:45
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