国会ドタバタ劇場 




ご隠居さん 今年の最初のブログで,しばらく政治の世界から離れて話題を選ぶつもりだと言っておられましたね。理由は,世の中,何も変わらないからだということだったと記憶しています。

その通りです。

だけど,ちょうどいま,書いておられる記事は,国会情勢のようですね。

残念ながら,君の言う通りです。

何故なの?

ドタバタがあまりにひどいからね。

項目別に書きます。新聞記事そのものは,・・・で囲んであります。


万死に値する人


文部科学省の組織的「天下り」あっせん問題で,事務方トップだった前川喜平・前事務次官(62)と,仲介役だった人事課OBの嶋貫 しまぬき 和夫氏(62)が国会の場に姿を現した。「責任を痛感する」。2人は淡々と謝罪したが,追及が続くと言葉に詰まる場面も目立った。


この記事の中に,

前川氏は「私の責任は極めて重い。万死に値する」と頭を下げた。

の一行があった。

私は,この目を疑った。超・後期高齢者になり,認知症にでもなったんだろうかと心配になった。

悔しいけれど,「万死」を辞書で引いてみる。間違いない。次のように書かれている。


『罪 ― に価する』罪が,何度死んでもつぐなえないほど非常に重い。
[株式会社岩波書店 岩波国語辞典第六版]


そうですか。じゃあ,この場で腹を切ってください。


短気な私が質問者であれば,こう言ったでしょうね。

ご隠居さん バカなことを言わないでください。これは,官僚や大臣が気軽に使う 業界用語 のひとつ。知らないの? 一言で言い換えれば,ゴメンナサイ と同義語です。

以上,朝日新聞2月7日(火)夕刊,11ページ,社会面。


跡目相続

「大宏池会」うごめく自民
麻生派に甘利氏入会 拡大路線


この派手な見出しの後に,次のように書かれている。


麻生太郎副総理は9日,甘利明・前経済再生相ら5人の麻生派入会を正式に決めた。党内第4派閥となり,旧宮沢派(宏池会)の流れをくむ岸田派,谷垣グループと再結集する「大宏池会」構想や山東派との合流話も再浮上。来年の党総裁選や「ポスト安倍」をにらみ,党内の台風の目となる可能性がある。

甘利氏の入会は,安倍晋三首相が昨年末,麻生氏との会食の席で要請した。(誰が誰に,?,主語不明瞭,筆者注)

・・・「11人になってしまいますよ」と言いつつも入会に同意した。この席には,神奈川県選出の菅義偉官房長官も同席していた。


派閥のことを目にするのは,久しぶりのような気がする。まるで,どこかの跡目相続みたいだね。

それにしても,どうして総理大臣になりたいのかね。何か良いことあるんだろうか。あるんだね。

以上,朝日新聞2月10日(金)朝刊,4ページ,総合4面。


記者の皆さん。もう少し,日本語を勉強してください。とくに,重要な記事を書くときには。誤解を招きますよ。(筆者注)


南スーダン支離滅裂

防衛大臣の意味不明な国会答弁は,ひどいんじゃないでしょうか。


民進・後藤祐一氏 

昨日,稲田朋美防衛相は憲法9条との関係で,こう述べている。「国会答弁する場合にはその法的において,法律においても規定されている(戦闘という言葉は),また,憲法9条上の問題になる言葉を使うべきではない,ということから,私は一般的な意味において武力衝突という言葉を使っております」。憲法9条の問題になるとまずいので国会答弁する場合は「戦闘」という言葉を使わないんですか。


稲田防衛相

その前後の私の議事録をぜひ読んでいただきたい。私はなぜ「戦闘」という言葉を使わないかというと,戦闘行為っていうのは,法律上その定義が決まっていて非常に重い言葉ですよね。戦闘行為が行われていない場所でしか後方支援ができないとか,戦闘行為が行われているか否かというのは非常に重要な,そしてものすごく大きな言葉なんです。なので私は,事実が一番重要です。それは事実が,国または国準(国に準じた組織)との間,また国際紛争を解決する … いや,国際紛争におけるという,その戦闘行為があったかどうかの肝ですね。その国際的な武力紛争の一環かどうかは、非常に法的に重い意味があるので、国会でこういう法律論の議論をやっているわけです。PKO5原則が満たされているかどうかなど,大きな議論を委員と行っている中で,そういった法律的な用語であるところの戦闘行為と混同されかねない「戦闘」という言葉は使うべきではない,という趣旨を申し上げたところでございます。

朝日新聞デジタル版,2月9日の国会答弁から。
「殺傷行われても,『戦闘行為』は紛らわしい」 稲田氏
2017年2月9日15時31分



管理責任者

安倍内閣 2016年を総括する

読み返してほしい記事が,ほかにいくつもあります。例えば,


アメリカ国家の素顔 と 安倍政権 の 『戦争法案』

中東戦争 どこまで続く泥濘ぞ

安保法制 と 集団的自衛権 9月に最終章へ

自衛隊の海外派兵 心を病んだ自衛隊員 と 自殺





ひとまずおわり















by yojiarata | 2017-02-12 22:59 | Comments(0)
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