荒俣宏  ドン・キホーテ と セルバンテス を スペイン に 追う




ご隠居さん このところ,録画した番組を繰り返し,熱心に見てたけど,一体何を見ていたの。

2017年1月4日(18:00-19:55)に,BS フジ で放映された



荒俣宏 トラベルミステリー

ドン・キホーテ 400年目の真実

~ 作家セルバンテス 謎の人生~



が,あまりにも面白いので,何度も繰り返して楽しんでいたんだ。


これまでにも何度も,このブログで君に話した記憶があるんだけど,ドン・キホーテは,私の精神的な師匠で,ドン・キホーテと聞けば,その場で「固まってしまう」んだよ。

それに,番組を取り仕切るのが,日本の博物学の巨人,荒俣宏と聞いてはね。彼のひっくり返りそうな広範囲の興味,物凄い人だからね。

そこらのチンピラ・タレントが,チョコっと外国を見て歩いて,すごいだの,素晴らしいだの騒ぐのと,次元が違うんだよ。


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このブログでは,番組のなかの重要なキーワードを抜き書きします。


● 作者 ミゲル・デ・セルバンテス(1547-1616),すなわち,去年がセルバンテスが他界してから400年目の記念の年だったんだ。


● スペイン発行のユーロコイン,10,20,50セントの裏には,いずれもセルバンテスの姿が刻まれている。


● 本の名前は,正確には,機智に富んだ郷士ドンキホーテ・デ・ラ・マンチャ


● 80ヵ国以上で翻訳され,400年以上にわたって読み継がれてきました。


● 世界で,聖書のつぎに読まれている大ベストセラー。


● 1605年発行の初版本が国立図書館の「セルバンテスの部屋」に保管されている。そのうちの一冊。日本のテレビ初公開。初版本は30冊が現存するそうです。


● これまで天才が創造した書物の中で,最も偉大で,最も憂鬱な書物だ(ドストエフスキーが残した言葉)


● レバントの戦いに従軍 オスマン帝国に勝利するも,腕に大きな負傷して帰国。


● 戦いで大功績を挙げたわけでもない。従って,ドン・キホーテを書かなければ,セルバンテスの名前が歴史に刻まれることはなかったのです。


● セルバンテスは,「不運にも」,教養があり,字が書け,読めたため,捕虜になって保釈される時,単なる一兵卒よりはるかに不利な条件をかせられた。


● 貧乏のまま,一生を送る。ドン・キホーテの出版にあたって,資金がなかったため,版権をフランシスコ・テベロなる人物に売ってしまったのだそうです。だから,ミリオンセラーになっても,収入はなく,貧乏のまま。


● 要するに,セルバンテスは,何一つ良いことなく,「踏んだり蹴ったり」の生涯を送る。


● 王立武具博物館を訪ね,ドン・キホーテの名前の由来を知る。ドンは貴族の称号,キホーテは甲冑の片足の部分を指す。すなわち,あっても役に立たないことを意味する。


● 400年前の洗礼記録をもとに,セルバンテスの家系を追跡,子孫と会う。


● ほかに,実に多くのことを,知ることができます。あれもこれも,それを引き出した荒俣宏の実力だね。それに,彼の話術が凄いね。人の心をとらえるハイレベルな話術です。

(敬称略)



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● 荒俣さんへのお願い

行く先々で,パクパク召し上がっておられましたが,その量は並ではないようにお見受けしました。

小生も,ヨーロッパ,アメリカを旅しましたが,量には常に圧倒されました。何とか対応して,ご馳走様と思ったのが大間違い,次にメイン・ディッシュが出てきて,卒倒しそうになった記憶があります。

荒俣さんには,全く問題ないようにお見受けしました。どうかこれからも,食べ過ぎに注意され,大活躍して,私たちに面白い話を聞かせてください。





おわり












by yojiarata | 2017-02-03 00:26 | Comments(0)
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